sun 元気に暮らす会



“人生100年時代を元気に暮らす”
それは住まいの「最適化」が左右します。

自分の親、そして自分の老後、そして子や孫。超高齢社会の日本で家族の今と将来をどう暮らしていくのか?生きがいを感じながら元気に楽しく暮らすにはどんな住まいが望ましいのか?その鍵を握る13の視点で“最適化された住まい”を考えるヒントにしてください。



病気(一番は循環器系のトラブル)を遠ざける寒さへの対応と命の黄色信号にもつながる転びを防ぐ工夫は、先送りにしてほしくない。また、床や壁などの建材や家具など、化学物質によるアレルギーなど、住宅素材に対する安全性も見直されています。自然素材を多用住まいの換気能力なども視野に、健康と安全に配慮した住宅づくりが大切です。

ものをかかえて移動する、背付きの椅子を置くなど、移動の仕方や家具などの置き方で移動が困難になることがあります。使用感や置いたあとの動作も考えて購入しましょう。また、高齢者にとって、家の中の生活動線を短くしたからと言っていいとは限りません。実際に、高齢者の歩く機会が減り、筋力が落ちた、などという声も聞かれるからです。

家族の季節では、子ども成長に合わせて可動間仕切りで空間を変化させるとよいでしょう。いずれ訪れる成熟の季節では、病気や介護のことを考えて部屋の用途変更をすると移動や介助に便利です。リフォームでも新築でも、10年後20年後の暮らしの変化を見据えた、柔軟に対応できる設計プランがポイントです。

子育て世代でも、シニア世代でも、ストレスはつきもの。収納や動線もストレス軽減の重要なポイントで、自分にぴったりな“ちょうどいい”を見つけてください。ひとりになれるちょっとしたコーナーもいい。窓のそば、部屋の隅。専用の椅子とテーブル、そして、ひとり用の照明。そして静音も。窓ガラスは複層タイプか二重窓がお薦めです。

人生を楽しく元気に生きるにはこんな空間も!それは、時間をかけてつくるもの、熟成させるもの。価値観や、かたちの有無は人それぞれ。模型、織物、手工芸品、絵や書、料理、音楽・・・。自分が好きと感じる“いきがいを感じる空間”を叶えてください。それには机や作業台、椅子、照明も大事。じっくりと楽しみながらつくりたいものです。

調理の場面では、道具や食材の出し入れを考えた動線と高さ、食べる場面では、嚥下しやすい椅子とテーブルの高さを考えます。


入浴の場面では、脱衣室と浴室で考えてほしい寒さへの配慮、暖房を考える前に断熱を考えてほしい。また、浴室では浴槽の大きさや深さ、またぐ際や腰かける際の浴槽縁の高さも重要です。


睡眠の場面では、ベッドの大きさや高さ、マットはやわらか過ぎないものがよいでしょう。お布団も軽めより重いものが、睡眠にはよいということもわかってきています。


排泄の場面では、トイレのスペースが限られているので介助や介護、清掃が楽にできることをポイントにしてください。


家が丈夫になる。熱さや寒さが改善できる。といった性能に関しては、新築もリフォームも補助や税制で支援があります。介護や介助が必要な人の住まいでは、事故を防いだり、使いやすくするなど種類や条件は
ありますが、公的制度を使って支給や助成を受けることができます。地域によって制度や金額が違う場合がありますので要チェックを!。

地震への備えとしては、台所に近いか部屋か寝室の一室補強がおすすめです。いざという時、不安なく逃げ込める部屋の存在は、こころ強いものです。設備としては、停電時を想定して蓄電装置を備えることもおすすめ。また、傷んだ家や庭の修理で使う道具類は、あらかじめ戸外に保管しておくと作業に早くかかわれ便利です。

“紅茶を飲みながらゆっくり本を読む”そんな一番長い時間を過ごす居心地のいい空間は心を豊かにしてくれます。そんな空間のためにちょっとしたご提案を。長時間座っていても疲れない椅子と愛着が持てるテーブル、目に負担をかけないスタンドと落ち着いた照明。そして、温度と湿度のバランスが取れている空気環境。いろいろな工夫で叶えられますよ。

将来、自分を含めた介護・介助への配慮としては、できるだけ自分でできることを減らさない工夫です。段差をなくし、扉は引き戸、手すりが必要になる所(トイレ、浴室、階段、トイレと寝室を結ぶ空間)には、壁の中にしっかりした下地が必要です。明るさや、転倒防止(床面の摩擦抵抗の違いに注意)や転倒時の衝撃吸収にも配慮しましょう。

説明の必要はありませんね、大好きなモノに囲まれる幸せ感は。

加齢による心身の変化で外出するのが怖くなったり、おっくうになったりする高齢者は少なくありません。外出意欲を高める一つの手だてとして、玄関に手摺や腰掛けを配備して安全に。鏡も置いて姿を映して外出時の安全も最終チェック。アプローチでは、階段の幅と高さ、スロープの角度。段差転倒がないように、階段を認識できる分かりやすさも。

ポイントは、手入れがしやすいコト。例えばデッキやガーデンルームなどがあれば、その部分は雑草に悩まされないし、家にいながら自然と繋がることができます。家庭菜園やガーデンイングは庭が生きがいのスペースにも。風や光を取り込みながらプライバシーを守るフェンス、夜のステキな雰囲気を楽しみながら防犯にも役立つ照明などもおすすめです。